オトナの土ドラ『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』

オトナの土ドラ『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』

10月8日よりスタート「大人の土ドラ」次回作は『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』に決まりました。
山本甲士氏による『とげ』(小学館文庫)が原作で、架空の街、わにのくに市役所・市民相談室勤務の主人公・倉永晴之(田辺誠一)がトラブルや事件に巻き込まれ続け、切れまくるストーリー。
「サラリーマンは大変だ」なんて言ってるだけじゃ何も変わらないから…。ストレスが頂点に達した男の痛快”とげ”抜きストーリー。

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『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』あらすじ

市民から寄せられるのは『間違えてゴミとして出した給料を取り戻してくれ』『隣のベランダから匂う洗濯物の洗剤の残り香がキツすぎて気分が悪い』『義務教育なんだからランドセルは市が購入すべきだ』…一蹴すればいい内容でも、苦情を恐れ各部署がたらい回し。
つまり、晴之がいる市民相談室は、“モンスター市民”と市役所の間で板挟みの部署なのだ。

ある日、怒鳴る男の電話をとる晴之。
「運動公園の金網が破れていたせいで子どもが怪我をしたから治療費を払え!」
またもや晴之は様々なトラブルに巻き込まれていく…

さらに追い打ちをかけるように、週1度のペースで苦情を持ち込む名物おばさん、妻の怪しい行動、息子のいじめ首謀者問題、自宅への嫌がらせなどなど…
晴之のイライラは募るばかり、ストレスは爆発寸前!

切れまくる小市民・倉永晴之に田辺誠一さん

%e3%81%a8%e3%81%92-%e7%94%b0%e8%be%ba%e8%aa%a0%e4%b8%80田辺誠一さん演じる主人公・倉永晴之は市民生活部市民相談室の主査(係長)。
市民からひっきりなしに寄せられる苦情や要望に追われ、胃痛と戦う日々。
市民相談室は、“モンスター市民”と市役所の間で板挟みの部署。


山本甲士さんの原作『とげ』はとてもおもしろかったのでこのドラマに出演することをとても嬉しく思います。原作は関西弁なので、会話のバランスやリズムが本当におもしろくて、あっという間に本を読み終わりました。ドラマでの僕の役は標準語なので、また違った角度から役作りをしていければと思います。内容は、ひとつの事柄が起きても、まだ解決していないのに次の話がもう始まっているというそのスピード感が魅力的で、まさに今回の倉永晴之は巻き込まれ型というか、あれよあれよという間に絡まっていく気がしています(苦笑)。気付いたら題名でもある「とげ」が刺さっているという。とげを抜くのも痛いし…(笑)。
原作を読み、今回の舞台の市民相談室という部署があることを知り、市民に一番身近で頼りになるところだと思いました。こういう場所があるということはとても心強いですし、僕も利用していいんですよね(笑)。ちょっと区役所に行ってみたくなりました。
晴之とは共感できる部分があり、僕もなるべく波風を立てずに生きてきた方なので、そういうところは似ていると思います(笑)。そんな晴之が反撃して、はっきり物を言っていくところがとても気持ちいい部分なのかなと思いました。僕も見習いたいです。ちなみに晴之のストレス解消法はアロワナに話しかけながら発泡酒を飲むことですが、僕は家の犬と遊ぶことでしょうか。犬の肉球を触るのが好きで…でも、なかなか触らしてくれないです(悲)。
僕の妻、倉永裕美役の西田尚美さんはモデル時代から知っていて何度か共演していますが、西田さんはとてもキレイだけど面白い雰囲気も持っている方なので、倉永家の家庭像を一緒に作っていくのが楽しみです。そして、鹿賀さんと木の実さんのようなエネルギッシュな大先輩と共演できるのもとても楽しみです。
ドラマの見どころとしては、晴之にありとあらゆる難題がふりかかってくるなか、どう立ち向かっていくのか!? 数々の不条理を打ち返し、予想もしない展開になる大逆転劇、週末の夜に楽しんでいただけるドラマになれたら嬉しいと思います。

小市民の妻・倉永裕美役に西田尚美さん

%e3%81%a8%e3%81%92-%e8%a5%bf%e7%94%b0%e5%b0%9a%e7%be%8e切れまくる小市民の妻・裕美役を演じるのは西田尚美さん。


台本を読んで、主人公・倉永晴之の仕事や、家庭での立ち位置がとてもリアルに描かれていると感じました。そんな晴之がいろいろな事に巻き込まれながらも、いつのまにかとてもたくましく、頼もしくなる様がとてもおもしろくて、晴之はまさに世の中のお父さんの代表格だと思います。
私が演じる妻の裕美には共感できるところがたくさんあります。働きながらの家事や子供の時間、そしてママ友とのお付き合い等、裕美個人の時間はほとんどないなかにも、実は夫との時間や、家族の時間をとても大事にしている人なんだろうなと思います。
夫・晴之役の田辺誠一さんとは、お互いにモデル時代の昔、よくご一緒していました。でも、夫婦役でこんなに近しくご一緒するのは初めてで、現場では田辺さんの飄々とした性格に私も巻き込んでいただけたらと、とても楽しみにしています。
晴之はいろいろな出来事に巻き込まれ、それでも正義感を持ち、変化していきます。と、同時に、裕美もいつの間にかいい意味で、彼に巻き込まれて変化していくように演じられたらと思っています。

モンスタークレーマーの白銀佳代は木の実ナナさん

%e3%81%a8%e3%81%92-%e6%9c%a8%e3%81%ae%e5%ae%9f%e3%83%8a%e3%83%8a週1度のペースで苦情を持ち込むモンスタークレーマーの白銀佳代役は木の実ナナさん。
やばい、似合い過ぎる!こんなクレーマーがいたら、胃も痛くなりますね。


倉永晴之役の田辺誠一さんとは初めて共演させていただきますが、とても優しくて穏やかな方という印象です。台本を読み、晴之に巻き起こる様々な出来事には「ストレス溜まるよね」と、共感するところもありますが、今回の私の役は、晴之のストレスになる原因のひとりなので…(笑)。ここは、思いっきりやらせていただくことで、田辺さんとの掛け合いを楽しみにしています。
白銀佳代というキャラクターは、実は私自身あまり経験したことのない役柄です。白銀は突拍子もないことを騒ぎ立てる、本当に迷惑で面倒な市民ですが、でも、どこか可愛く淋しげで、「こっちをむいて!」という、人恋しさを表現できたらいいなと思っています。

倉永晴之が尊敬する環境課長に西村和彦さん

%e3%81%a8%e3%81%92-%e8%a5%bf%e6%9d%91%e5%92%8c%e5%bd%a6環境課長の長田孝治を演じるのは西村和彦さんです。
倉永晴之が尊敬する人物ということですが…。


原作を読み、これだけ私利私欲にかられた人たちが登場する物語はとても珍しく、だからこそ登場人物は皆さん個性的で、少し大げさかもしれないですが、本来人間とはこういうものではないかなと思いました。僕が演じる長田孝治も目標達成のためには手段を選ばず、打算的な考え方を平気で表に出せる人間で、こういう性格の男にはなりたくないと思う反面、自分にも少しはある部分なのかも…など考えつつ(苦笑)、試行錯誤しながら楽しく演じていきたいと思います。
倉永晴之役を演じる田辺誠一さんとは、約20年ぶりの共演です。晴之は様々な出来事に巻き込まれていきますが、自分の大切なものを守るために次第にまわりが見えなくなってくるという一面には、僕もとても共感できます。特にドラマの後半は、晴之と長田のシーンが色濃く物語に反映できるのではと、久しぶりにご一緒できるのをとても楽しみにしております。

市長・常磐栄太役に鹿賀丈史さん

%e3%81%a8%e3%81%92-%e9%b9%bf%e8%b3%80%e4%b8%88%e5%8f%b2わにのくに市市長・常磐栄太を鹿賀丈史さんが演じます。
倉永晴之と対立することになのですが…。


原作を読み、生活に起こりうる理不尽な出来事をとてもリアルに描いた作品だと感じました。市役所は実際この本のように、毎日、相談やクレームが来ることが多い、大変な仕事なんだろうと思います。ただ、いろんな問題と向き合ってくれている方々が実際にいらっしゃるからこそ、私も安心して生活ができるのだなと思いました。
ドラマでも倉永晴之は市民の相談やクレームなどに忙しく、演じる田辺さんは出ずっぱりで、セリフも多い役なのでとても大変だと思います。とは言え、僕が助けられることはないのですが…(笑)。2人の掛け合いを楽しみにしています。
私が演じる常磐栄太は、いてもおかしくないような市長で、市長の人間的なおかしさや、魅力的なところ、また、少し道からはずれたところを、おもしろく演技にのせていけたらいいですね。

『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』の見どころ

『間違えてゴミとして出した給料を取り戻してくれ』『隣のベランダから匂う洗濯物の洗剤の残り香がキツすぎて気分が悪い』『義務教育なんだからランドセルは市が購入すべきだ』など、とんでもない相談ばかり。
「もう、トラブル巻き込まれ人生なんて真っ平だ!」とキレまくるわけですが、ブチキレた後、トラブルを解決することになるのでしょうか?
正論が通用しない相手に正論でねじ伏せるんですかね?まさかキレて終わりなんてことはないでしょうから…。
その正論に身につまされることもあるかもしれませんね。

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