藤原竜也×戸田恵梨×湊かなえ 金曜ドラマ『リバース』

藤原竜也×戸田恵梨×湊かなえ 金曜ドラマ『リバース』

TBSでは、2017年の4月期金曜ドラマ枠で、『リバース』を放送することが決定しました。
原作は「夜行観覧車」「Nのために」など多くの作品がドラマ化されているベストセラー作家・湊かなえさんの『リバース』(講談社)。
主演は藤原竜也さん。ヒロインに戸田恵梨香さん。映画「デスノート」コンビが復活します。
“イヤミスの女王”が描く友情×贖罪×美しき愛のヒューマンミステリー。

『リバース』あらすじ

主人公は深瀬和久(藤原竜也)32歳。有名大学を卒業しながらも地味で、つまらない程、 普通の人生を送ってきた。
物語は彼の恋人・美穂子(戸田恵梨香)のもとに「深瀬和久は人殺しだ」という告発文が届いたところから始まる。その時、深瀬は心の奥底にずっと封印していた親友・広沢由樹(小池徹平)の死と向き合うときが来たと直感するのだった。 10年前の冬、大学のゼミ仲間:谷原康生(市原隼人)、浅見康介(玉森裕太)、村井隆明(三浦貴大)と、村井の妹:明日香(門脇麦)で行ったスノボ旅行中に不審な事故死を遂げた広沢。しかし──、この事故には隠された大きな『秘密』があった。この『秘密』を共有した谷原、浅見、村井にも告発文が送られ、彼らにも次々と事件が襲いかかる。
深瀬は大事な人を守るために、10年前の事件の真相と向き合うことを決意する。
10年前の隠された罪と真相、脅迫犯の正体とは──!?

7年ぶりのTBSドラマ出演・藤原竜也さん

藤原竜也さん演じるのは、ニシダ事務機 営業部勤務の深瀬和久(32)。
自分には価値がないとコンプレックスを抱いている。大学のゼミで知り合った自分と同じ地味グループの広沢は、人生で初めて出来た親友だった。
現在は珈琲専門店で知り合ったパン屋に勤める美穂子という恋人ができ、結婚も視野に考えている。ところが、美穂子の元に「深瀬和久は人殺し」という謎の告発文が届いて…。
告発文の犯人を探すため、再び広沢の事故と向き合うことに。そのなかで、当時隠されていた数々の秘密を知ることになる。

(湊さんの作品は)皆さんが注目していますし、数多くの俳優さんが演じられているので、しっかりと責任をもって良い作品に仕上げたいです。
共演の市原君は演じるキャラクターもそうですし、彼自身も頼りがいがあるのでこのグループを引っ張ってくれる存在だと思います。小池君は、難しい役どころになってくると思いますが、繊細なお芝居をされそうですし、玉森君は、常に注目されているアイドルですから、この作品に華を添えてくれると思います。戸田さんについても、ピュアな気持ちで演じてくれそうです。三浦さんとの初共演も、非常に楽しみにしています。
他にも色々なフィールドで活躍している方たちが集まっているので、面白くなると期待しています。
初めての湊作品となるので、僕自身、とても楽しみにしています。(雪山でのクランクインという)壮大なスケールで撮影初日を迎えるわけですから、しっかりとした世界観を皆さんに、金曜日にお届けします!

ヒロインには戸田恵梨香さん

深瀬の恋人・越智美穂子(30)を演じるのは、戸田恵梨香さん。
地味だが、美人で、慎ましい性格。大手のパン屋・グリムパンに務めている。
行きつけのコーヒー店で深瀬と運命的に出会い、付き合うように。売れ残ったパンを、深瀬のアパートで彼のいれた珈琲で食べる時間がささやかな幸せ。

『Nのために』などを見ていたので、今回そのチームと仕事が出来るのが楽しみです。
演じさせて頂く美穂子は「女っぽさが見えないようでいて可愛らしく見える」というのを目指そうと思っています。
藤原さんとは『デスノート』以来10年ぶりの共演です。藤原さんは頭が良くて切れる男のイメージが多い中、今回の少しなよっとして頼りなさげで、女性目線で見て可愛らしいと思う役が珍しいと思うので、実際に撮影するのがすごく楽しみです。
全員が犯人に見えてくるので、どういう目線でこの作品を見るのかが肝になっていくと思います。キーとなっている言葉が少しすつ散りばめられているので、そこを楽しみつつ、人の孤独や、人のことを知っているようで知れていない、知らないうちに過ちを犯してしまっている、という人間的な部分が描かれているので、その部分も含め楽しんで頂ければいいなと思います。

ゼミ仲間の高校教師に玉森裕太さん

Kis-My-Ft2玉森裕太さん演じる浅見康介(32)は何事にも正しくストイックな性格。
学生時代は派手グループに属していた。現在は高校に勤務。容赦ない生徒指導で、生徒や保護者とのトラブルは絶えない。
広沢の死に責任を感じ、 10年経った今も禁酒をしている。告発文が届いた後、深瀬と事故の真相を調べることになる。

湊さんの作品は『Nのために』や『夜行観覧車』など、ドラマでも見させていただいていたのですが、なんと言ってもハラハラする展開のミステリー=湊さんというイメージです。湊さんというお名前を聞いただけでもどんな作品か気になりますし、“実は…!”みたいな描き方が独特だなと思います。
今回共演させていただく藤原さんですが、撮影中に藤原さんのある一言でみんなで大爆笑したことがありました。そのときに現場がパッと明るくなったので、そういう雰囲気の方なのかなと思いました!
僕が演じる浅見は、皆のリーダーシップをとるようなクールなキャラクターなのですが、教師という職業柄性格もパキッとしているという印象です。今回32歳という役柄ですが、実際は僕が一番年下ということもあるので、お兄さんたちの背中を見て、たくさん吸収しつつ、良い作品に出来るように精一杯頑張ろうと思います!!

殺された深瀬の親友に小池徹平さん

小池徹平さん演じる広沢由樹(22)は、深瀬のたった一人の親友。
旅行中行方不明になり、半年後に崖の下から白骨化遺体が発見される。
事件性も疑われたが、事故として処理される。深瀬は広沢を地味グループに属していると理解していたが、広沢のことを調べて行く中で、誰も知らない顔が次々と現れてくる。

湊さん原作のドラマは僕も大ファンです。今回も謎めいている部分がどんどん明かされていくところや、人を知れば知るほどわからなくなってくるというように、日常でもありそうなリアルさが詰まっています。(演じる広沢は)どんな人物だったのか?と思ってもらえるよう、見ている方に深瀬の目線になって広沢を追ってもらえるよう、演じたいと思っています。
藤原さん玉森さん三浦さんとは初共演で、市原さんも10代の時に共演させていただいて以来なので、初共演の気持ちで臨んでいます。この5人の関係を自然に感じられるよう、普段でもなるべく話をするなど、徐々に深められればと思っています。戸田さんとも昔共演して以来なので、共演できるのが楽しみです。
脚本を読んで本当に面白いと思える作品で、次が気になって目が離せない作品になると思います。原作もビックリな展開でしたが、ドラマならではの展開が楽しめるので、湊さんファンはじめ、皆さんに楽しんでいただけると思います。ぜひご覧ください。

ゼミ仲間で県議会議員秘書に三浦貴大さん

三浦貴大さん演じるのは村井隆明(32)。
政界のサラブレッドで、現在は議員である父の秘書に。父の地盤を引き継ぎ選挙に立候補する日を待ち望んでいるが、偉大な父に認めてもらえず歯痒い思いをしている。性根は純粋で、父からのプレッシャーに苦悶する。有力議員の娘を嫁にもらい円満を振る舞っているが…。

素晴らしい原作を持つ作品ですから、その重圧に負けぬよう、そしてドラマとしてより良い作品にできるよう精一杯努めたいと思います。
僕が演じる村井という役は、社会、仲間、家庭、親子、様々な場所に葛藤を抱えている人物です。そういったものをひとつずつ丁寧に演じていければと思います。
今回、大学時代の仲間を演じる役者さんは、皆さん初対面なのですが、実年齢も近く、現場でお会いするのが楽しみです。
素晴らしい役者さんばかりなので、負けないように頑張ります!

村井の妹で谷原の妻に門脇麦さん

村井の妹で谷原の妻・谷原明日香を門脇麦さんが演じます。
当時、広沢のことが好きだったので、旅行にも強引に参加。 礼儀作法も身についた名家育ちのお嬢様だが、活発で言いたいことははっきり言うタイプ。大学卒業後、アプローチされていた谷原と結婚。現在は良き妻、良き母として家庭を守っている。

物語は10年前の事件とそして現在の話しか書かれていませんが、明日香が10年間抱えてきた罪の意識、10年間誰にも言えなかったしこり、その歳月の重みがきちんと見えるような表現を探したいと思います。そして今後彼女が自分の罪とどう向き合い進んでいくのか、彼女の罪は何なのか、私もしっかり明日香と共に向き合いたいです。
初めてご一緒する方が多いのですが、明日香はどの登場人物とも絡みがありますし、現場でお会いできるのが今から楽しみです。

ゼミ仲間で大手物産会社社員に市原隼人さん

市原隼人さん演じる谷原康生(33)は、大手の九条物産に勤めていて、村井の妻の夫。
“みんなで行こうぜ”が口癖で、人を分け隔てなく誘う、ゼミのリーダー的存在。大学時代から好きだった村井の妹と結婚し、現在は一児の父。
一浪して有名大学に入学したが、社会人になって挫折。上司のパワハラを受けて、会社に居場所がないが、妻には言えないでいる。

最後の最後まで、型にはまることのない展開が、湊かなえさんの作品の魅力だと思っています。このドラマもどんな展開になっていくのか僕もわかりませんが、皆さんにとって抱きしめて放したくなくなるような時間をお届けできたらいいなと思っています。
(共演者の皆さんと)まだ深い話はできていませんが、一緒にいて楽しいです。自然と笑顔になれる時間があるし、自然と同じベクトルを向いていけるような気がしています。(演じる谷原は)主人公の深瀬に対して、逆の印象、対比的な存在に見えればいいなと思っています。
(雪山で)クランクインをして、まずは寒いです(笑)。気温に驚いていますが、それ以上のパワーと作品に対する思いが上回っているので、登場人物がどんな感じで絡んでいくのか、友情や恋愛、社会の中での人間性や家族の話、時系列も現在と過去があるので、その点と点がどう線になって重なっていくのか、一方的に構えることなく色々な目線で観て楽しんでいただければと思います。

クローバー・コーヒーのマスターの妻にYOUさん

深瀬の行きつけコーヒー店のマスターの妻・乾恭子(43)をYOUさんが演じます。
深瀬と美穂子が付き合うきっかけを作った人物で、二人の良き相談相手。想いあっているがうまく付き合えない二人をもどかしく思っている。

広沢の父に志賀廣太郎さん

広沢の父・広沢忠司(65)を志賀廣太郎さんが演じます。
みかん農家を経営。深瀬に協力的。いつまでも息子の事故を受け入れられない妻・昌子を、いつか救ってやりたいと思っている。

広沢の母に片平なぎささん

広沢の母・広沢昌子(57)を片平なぎさが演じます。
愛媛でミカン農家を夫と営む。のんびりして大らかな性格で、理想的な母親だが、息子の死を機に一変する。未だ息子の死が事故だとは納得出来ず、警察にも足を運ぶ。深瀬たちが10年前の事故を調べていると知り…。

元長野県警のフリージャーナリストに武田鉄矢さん

武田鉄矢さんが演じるのは、元長野県警のフリージャーナリスト・小笠原俊雄(65)
広沢の失踪事件の担当刑事であり、10年前の事件で人生が変わった1人。白骨遺体が発見されてからも、事故で処理しようとする上司に対して「事件性がある」と執拗に主張したために僻地に飛ばされる。のちに退職。なぜか今でも事故の真相を追い、深瀬たちに近づく…。

原作はイヤミスの女王・湊かなえさんの同名小説『リバース』

湊かなえさんといえば、嫌な気分で終わるミステリー・イヤミスの女王
そんなイヤミスの女王の同名小説『リバース』(講談社)が原作。
「告白」「白ゆき姫殺人事件」「夜行観覧車」「Nのために」など映画・ドラマ化された作品は数知れず。

『リバース』は自著初めての、男性主人公の長編小説となります。人生初の親友。大学のゼミ仲間との旅行。そこで起きた事故、親友の死。残された仲間たちと共有することになった秘密。卒業後、主人公は地味な生活を送りながらも、なじみの珈琲店ができ、恋人もでき、ようやく幸せな日常を手に入れたと思った矢先、自分を人殺しだと糾弾する脅迫状を突き付けられます。
脅迫状の送り主は誰か。親友は本当に事故死だったのか。親友は自分のことを本当はどう思っていたのか。男同士の友情と確執を、『夜行観覧車』『Nのために』のスタッフの方々、そして、魅力的な俳優の方々がどう作りあげていってくださるのか、楽しみで仕方ありません!

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